Buy Box(カートボックス)とは、商品ページ右側に表示される「カートに入れる」ボタン付きの枠のことです。Amazonでは、同一ASINに複数の出品者が存在する場合、Buy Boxを獲得した1社だけがこの枠に表示され、大半の購入者がその出品者から商品を買います。
Buy Boxを取っている出品者から購入されやすいため、出品者にとっては順位と同じくらい重要な指標です。露出があっても、Buy Boxを失うと購入機会が減りやすくなります。
Amazonは複数のアルゴリズム要素を加味してBuy Boxの所有者を決定しています。主な評価基準は以下の7つです。
これら7項目の中でも価格と配送(FBA)は特に見られやすい要素です。ただし、アカウント健全性・在庫・販売履歴も合わせて確認しましょう。
獲得したBuy Boxは永続しません。次のような要因で喪失することがあります。
Buy Box争いは価格戦争(レース・トゥ・ザ・ボトム)になりがちですが、Amazonは「最安値=Buy Box」という単純なルールではありません。FBA、配送予定、在庫、セラー健全性なども合わせて見られます。
極端な値下げ合戦に巻き込まれる前に、適正な利益率を保てる価格帯を確認しましょう。価格は重要ですが、唯一の武器ではありません。
FBA(Amazonフルフィルメント)はBuy Box獲得で有利に働きやすい要素です。Primeマーク、配送予定、返品しやすさなどが購入者の安心感につながります。
FBM(自己配送)の場合は、価格だけでなく配送リードタイム、在庫、出品者メトリクスを整えることが重要です。
同一ASINに複数出品者がいる場合、Amazonは1秒単位でBuy Boxの所有者を切り替えることすらあります。競合が価格改定を行うたびに、アルゴリズムが再評価して表示を変えるため、Buy Boxは動的に移動します。
複数出品者が並んだ状態では「すべての出品者を見る」リストからも購入されるため、Buy Boxを取れなくても売上が完全にゼロになるわけではありません。ただし購入機会は減りやすいため、喪失時に原因を早く確認できる状態が重要です。
Buy Boxを失った時の復帰ステップは次の通りです。
原因が価格や在庫なら比較的早く戻ることがあります。ただしメトリクス悪化が原因の場合は、数週間の健全性回復が必要です。
Buy Boxは分単位で移動するため、手動でページを開いて確認するのは現実的ではありません。数十〜数百のASINを抱える出品者にとっては、監視の自動化が必須です。
監視すべき指標は、主に次の3点です。
これらを毎日監視し、変化があれば確認できる仕組みがあれば、価格・在庫・配送条件のどこを見るべきかを早く切り分けられます。
本記事で解説したBuy Boxの獲得・喪失を、AmaShinanは毎日監視します。自社ASINのBuy Box保持者、Buy Box価格、Suppressed状態を確認し、「今日見るべき1件」としてレポートします。
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